こんな疑問や不安を持っていませんか?
- ▶YouTubeを始めたいけど、本当に患者さんが増えるのか半信半疑…
- ▶動画を作る時間なんてない。医師がYouTubeをやるのは現実的なのか?
- ▶広告費をかけずに集患できる方法を探している…
- ▶SNS発信って結局、何から始めればいいのかわからない…
- ▶開業前からYouTubeをやっておくべきなのか、開業後でも遅くないのか?
- ▶動画の内容や編集のクオリティに自信がなく、一歩踏み出せない…
こういった疑問や不安を持っている先生に、今回のブログは必ず参考になります。ぜひ最後まで読んでください。
皆さん、こんにちは。
あまが台ファミリークリニック 院長の細田俊樹です。
私はプライマリ・ケア(総合診療)を専門に、医師として25年目になります。家庭医療専門医として2019年9月に千葉県長生郡に当院を開業し、現在は年間28,000人以上の患者さんを診察しています。
今回のテーマはYouTubeです。私は開業と同時期にYouTubeチャンネルを開設し、現在は登録者数53万人・月間50万アクセスを達成しています。広告費はゼロ。すべて自然流入です。この経験をもとに、開業を目指す若手医師の先生に向けて「なぜ医師がYouTubeを始めるべきなのか」を包み隠さずお伝えします。
「YouTubeって芸能人やインフルエンサーがやるものでしょ?」と思っている先生、少し待ってください。
これは私自身の正直な言葉です。開業から数年で登録者53万人を達成した経験をもとに、医師がYouTubeを始めることで何が変わるのかを、具体的にお伝えしていきます。
目次
- 開業医がYouTubeを始める5つのメリット
- 広告費ゼロで「検索されて選ばれる」導線が作れる
- 「広告費ゼロって本当に可能なんですか?」という先生へ
- 来院前から「信頼関係」が築ける
- 「顔出しに抵抗がある先生」へ
- 診察の「説明時間」が大幅に短縮できる
- 「動画を作る時間がない…」という先生へ
- 地域を超えた「専門性」と「ブランド」が築ける
- 「うちは地域密着でいいので、全国展開は考えていない」という先生へ
- ブログ・SNS・LINEと「相互に強化し合う」集患システムが作れる
- 「何から手をつければいいかわからない」という先生へ
- 医師がYouTubeを始める前に知っておくべき3つのこと
- 成果が出るまで最低6ヶ月〜1年はかかる
- 医療情報の発信には「正確性」への責任が伴う
- 「何でも発信」ではなく「専門性を絞る」ことが重要
- まとめ:YouTubeは開業医の「最強の集患インフラ」になる
開業医がYouTubeを始める5つのメリット
メリット 1
広告費ゼロで「検索されて選ばれる」導線が作れる
クリニックの集患といえば、チラシ・新聞折込・リスティング広告などを思い浮かべる先生が多いと思います。しかしこれらは費用がかかり続け、やめた瞬間に効果がゼロになるという弱点があります。
一方、YouTubeは違います。一度投稿した動画は半永久的に検索にヒットし続けます。「めまい 原因」「血糖値 下げる方法」といったキーワードで検索した患者さんが動画を見て、そのまま「この先生に診てもらいたい」とクリニックを予約する——この流れが自動で回り続けるのです。(※1)
当院では、月間18万アクセスのうち広告費にかけたコストはゼロです。YouTubeとブログのSEOだけで、地域の患者さんだけでなく全国からの問い合わせが来るようになりました。
「広告費ゼロって本当に可能なんですか?」という先生へ
可能です。ただし即効性はありません。YouTubeは「仕込み期間」が必要なメディアです。投稿を続けて3〜6ヶ月でじわじわと再生数が伸び始め、1年後には確かな集患力になります。だからこそ、開業前から始めることに大きな意味があります。開業当日からすでに知名度がある状態を作れるのです。
メリット 2
来院前から「信頼関係」が築ける
患者さんがクリニックを選ぶとき、最も重要視するのは「この先生を信頼できるか」です。
ホームページの写真と略歴だけでは、信頼はなかなか生まれません。しかし動画で院長の顔・声・話し方・考え方を見た患者さんは、初診の時点ですでに「知っている先生」として来院します。
実際にこう言って来院してくれる患者さんが、当院には非常に多くいます。こういった患者さんは信頼度が高く、治療方針への理解や協力度も高い傾向があります。医師・患者双方にとって、より良い診療関係が最初から築けるのです。(※2)
「顔出しに抵抗がある先生」へ
最初は顔出しへの抵抗を感じる先生もいます。ただ、医療という「人の命と健康に関わる領域」において、顔が見える発信は信頼性に直結します。「顔を出しているから信頼できる」と感じる患者さんは非常に多い。顔出しを「リスク」ではなく「最大の差別化武器」と捉えてみてください。
メリット 3
診察の「説明時間」が大幅に短縮できる
これは意外と知られていないメリットです。
患者さんがYouTubeで「糖尿病の食事療法」や「高血圧の薬を飲み続ける理由」をあらかじめ学んできてくれると、診察室での説明がスムーズになります。
「先生の動画で予習してきました」という患者さんへの説明時間は、通常の3分の1程度で済むこともあります。その分、より深いコミュニケーションや、他の患者さんへの診療時間に充てることができます。
YouTubeは集患ツールであると同時に、診療の質と効率を同時に上げるツールでもあるのです。
「動画を作る時間がない…」という先生へ
最初からクオリティの高い動画を目指さなくて大丈夫です。スマートフォン1台で撮影した5〜10分の解説動画でも、内容が正確でわかりやすければ十分に再生されます。私自身、最初の動画は決して完成度が高いものではありませんでした。大切なのは「続けること」と「患者さんが本当に知りたいことを話すこと」です。
メリット 4
地域を超えた「専門性」と「ブランド」が築ける
クリニックは地域密着のビジネスです。しかしYouTubeは地域に縛られません。
「糖尿病」「睡眠時無呼吸」「肥満治療」など、特定の疾患に特化した動画を積み上げることで、全国からその専門領域の患者さんを引き寄せる「専門クリニックとしてのブランド」が自然に形成されます。
当院では、遠方からわざわざ来院してくださる患者さんも少なくありません。「YouTubeで先生の動画を全部見た」「この先生に診てもらうためだけに来た」という方も実際にいます。地域の競合クリニックとの差別化として、これ以上強力な武器はありません。(※3)
「うちは地域密着でいいので、全国展開は考えていない」という先生へ
全国から来てもらうことが目的ではありません。YouTubeでブランドが確立されると、地域の患者さんからの信頼度も格段に上がります。「あの先生、YouTubeで有名らしい」という口コミは、地域での強力な信頼構築につながります。地域密着だからこそ、ブランド力が重要なのです。
メリット 5
ブログ・SNS・LINEと「相互に強化し合う」集患システムが作れる
YouTubeの最大の強みは、単体で機能するだけでなく、他のWebメディアと組み合わせることで集患の相乗効果が生まれる点です。
- YouTube動画→ ブログ記事に埋め込み→ Google検索でヒット→ クリニック予約
- YouTube動画→ LINE公式アカウントで配信→ 既存患者のリピート促進
- YouTube動画→ Instagramのリールに転用→ 若い患者層へのリーチ拡大
動画を1本作れば、ブログ・LINE・SNSにも展開できます。つまり「1回作って、複数のチャネルで集患し続ける」という仕組みが構築できるのです。当院のWeb集患の強さは、まさにこの「複合戦略」によるものです。
「何から手をつければいいかわからない」という先生へ
優先順位はシンプルです。①YouTubeチャンネル開設→②ホームページに動画を埋め込む→③LINE公式アカウントと連携する、この順番で始めれば迷いません。最初から全部やろうとしなくていい。一歩ずつ確実に積み上げることが、長期的な集患力につながります。
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医師がYouTubeを始める前に知っておくべき3つのこと
メリットをお伝えしたうえで、YouTubeを始める前に知っておいていただきたいことも正直にお伝えします。
注意点 1
成果が出るまで最低6ヶ月〜1年はかかる
YouTubeは「すぐに患者さんが増える」ツールではありません。最初の3〜6ヶ月は再生数が伸びず、挫折しそうになる時期があります。しかしここを乗り越えた先に、複利的な集患力が生まれます。「長期投資」として取り組む覚悟が必要です。開業前から始めることで、この仕込み期間を開業前に終わらせることができます。
注意点 2
医療情報の発信には「正確性」への責任が伴う
医師が発信する情報は、一般の方にとって非常に影響力があります。誤った情報や誤解を招く表現は、患者さんに害を与えるリスクがあります。「わかりやすさ」と「正確性」を両立させる発信を心がけてください。日本医師会のガイドラインや各学会の指針に沿った内容にすることが大切です。(※4)
注意点 3
「何でも発信」ではなく「専門性を絞る」ことが重要
YouTubeで伸びるチャンネルは、テーマが一貫しています。「内科全般」ではなく「糖尿病専門」「睡眠時無呼吸専門」など、特定のテーマに絞って発信するほど、検索でヒットしやすく、専門家としてのブランドも強まります。開業予定の診療科・専門領域に合わせてチャンネルのコンセプトを最初に決めることが成功の鍵です。
まとめ:YouTubeは開業医の「最強の集患インフラ」になる
今回お伝えした内容をまとめます。
| # | メリット | 一言ポイント |
|---|---|---|
| 1 | 広告費ゼロで集患できる | 動画は資産として積み上がり続ける |
| 2 | 来院前から信頼関係が築ける | 初診から「知っている先生」として来てもらえる |
| 3 | 診察の説明時間が短縮できる | 診療効率と質が同時に上がる |
| 4 | 専門家としてのブランドが築ける | 地域を超えた差別化が可能になる |
| 5 | ブログ・SNS・LINEと相互強化できる | 1本の動画が複数チャネルで働き続ける |
YouTubeは「やるかやらないか」で、開業後の集患力に大きな差が生まれます。最初の一歩は小さくていい。スマートフォン1台で今日から始められます。
迷っているなら、まず当院のYouTubeチャンネルを見てみてください。私がどんなテーマで、どんな方法で発信しているかを実際に見ていただくのが一番の参考になると思います。
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最後までご覧いただきありがとうございました。引き続き、若手医師の先生のお役に立てる情報を発信していきます。
参考文献
- ※1 Google「Healthcare & Pharmaceutical Digital Advertising Report」2023年
- ※2 厚生労働省「患者のかかりつけ医に関する調査」2022年
- ※3 日本医師会「医師によるSNS・動画発信に関するガイドライン」2023年
- ※4 日本医師会「医療機関のウェブサイト等の適切な情報提供について」2023年